
2020年1月にモデルチェンジとなりました。
トーハツ2馬力船外機が2020年1月にMFS2BからMFS2Cにモデルチェンジされました。エンジンの排気量・操作性などはそのままで持ち運びが容易な前後の『大型キャリングハンドル』、一方向だけの保管だったものが『3方向保管』が可能に。なお、エンジンカウルのデザインも変更されました。
変更①大型キャリングハンドルの追加
2馬力船外機の中でも大きめのトーハツ2馬力エンジン。約18キロくらいの重さをしっかりホールドできる、大型キャリングハンドルが後方にも追加され、前後をしっかり支えて、移動・ボートへの脱着が可能となりました。
変更②3方向保管
今まで一方向保管のみでしたが、3方向での一時保管・及び運搬が可能になり、取り扱いが容易になりました。状況に合わせてご利用いただけます。
変更③トップカウルデザインの変更
トップカウルのデザインも変更されました。シンプルでシックなデザインです。
船外機各部分の名称
1、フュエルタンクキャップ | 13,ドライブシャフトハウジング | 25,オイルフィラキャップ(注入口) |
2,チルトハンドル | 14,スラストロッド | 26,エンジンオイルドレンシュクリュ |
3,トップカウル | 15,クランプブラケット | 27,エンジンオイルレベルゲージ |
4,カウルラッチ | 16,クランプスクリュ | 28,フュエルコック |
5,検水口 | 17,スロットルグリップ | |
6,ステアリングアジャストスクリュ | 18,シフトレバー | |
7,アンチベンチレーションプレート | 19,スタータハンドル | |
8,アノード | 20,エアベントスクリュ | |
プロペラ | 21,チョークノブ | |
オイルプラグ(下) | 22,ストップスイッチ | |
ウォータインレット | 23,チルトストッパ | |
オイルプラグ(上) | 24,インテグラフフュエルタンク |
使用前の準備&使い方 動画編 MOVIE
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定期点検のすすめ
下記の定期点検項目に従って点検整備を行いましょう。
点検部品 | 初回20時間又は1か月 | 50時間又は3か月毎 | 100時間又は6か月 | 点検事項 |
---|---|---|---|---|
キャブレタ | 〇 | 分解掃除及び調整 | ||
パイピング | 〇 | 〇 | 〇 | パイプの損傷 パイプ接続部の洩れ |
フュエルタンク | 〇 | 〇 | 〇 | 掃除 |
フュエルタンクキャップ | 〇 | 〇 | 〇 | 掃除 |
スパークプラグ | 〇 | 〇 | 火花間伱、カーボン掃除 | |
スタータロープ | 〇 | 〇 | 〇 | 摩耗 |
エンジンオイル | 〇交換 | 〇交換 | オイル交換又は補充、 汚れと浸水のチェック |
|
バルブクリアランス | 〇 | 〇 | 点検・調整 | |
プロペラ | 〇 | 〇 | 〇 | 羽根の曲がり、摩耗、 |
シャーピン・スプリットピン | 〇 | 〇 | 〇 | 曲がり、損傷 |
ギヤオイル | 〇交換 | 〇 | 〇交換 | オイル交換又は補充、 浸水のチェック |
アノード | 〇 | 〇 | 腐食、摩耗 | |
ウォータポンプ | 〇 | 〇 | 摩耗、破損 | |
ボルト、ナット | 〇 | 〇 | 〇 | 増し締め |
摺動部、回転部 | 〇 | 〇 | グリス塗布 | |
スロットルケーブル | 〇 | 外皮の傷の有無 |
■オイル交換
①エンジンを停止させ、船外機を直立状態にし、エンジンを充分に冷やします。
②排油受皿をオイルドレンプラグの下に置いてください。
③オイルドレンプラグを外し、オイルを抜きます。
④オイルドレンプラグを締付けます。
注) ドレンプラグシール部にオイルを塗布してください。
注) オイルドレンボルトワッシャは新品に交換してください。
⑤トップカウルを取外します。
⑥オイル注入口キャップを緩め取外します。⑦オイル注入口より、エンジンオイルレベ
ルゲージにて確認しながら FULL の位置までエンジンオイルを注入します。
⑧オイル注入口キャップを締付け、トップカウルを取付けてください。
●推奨オイル 純正オイル●規定オイル量300ML
■ギアオイルの交換方法
①船外機をチルトダウンし、エンジンを垂直状態にしてください。
②排油受けをオイルドレンプラグの下に置いてください。
③オイルプラグ ( 上下 ) を取外して、完全に排油します。
④オイルの容器口先をオイルプラグ穴下側に差込み、しぼる様にして注油します。
上側オイルプラグ穴よりあふれるまで注油し気泡がなくなるまで続けてください。
⑤上側オイルプラグを締付けてから、オイル容器を取外し、下側オイルプラグを締
付けます。
●オイルは純正ギアオイルを使用してください。●オイル量約180ml
■プロペラの交換
プロペラが磨耗したり、曲がっていたり、欠けていたりすると、充分な性能が出ない
ばかりか、エンジンの不調の原因にもなります。
■交換手順
①割ピンを伸ばし、抜き取ります。
②プロペラ・シャーピンを取外します。
③シャーピンを取付けます。その際シャーピンは左右均等になるようセットしてく
ださい。
④プロぺラを取付ける前に耐水グリスをプロペラシャフトに塗布します。
⑤プロペラ側の溝とシャーピンが合うようにプロペラを取り付けます。
⑥新品の割ピンを挿入し先端を折り曲げてください。
■スパークプラグの交換
電極付近が汚れているもの、カーボンが堆積しているものは洗浄し、必要に応じ交換
してください。又、火花間隔が磨耗しているものは調整もしく は交換してください。
交換手順
①エンジンを停止します。
②トップカウルを取外します。
③スパークプラグキャップを取外します。
④付属工具のソケットレンチ (16mm) とハンドルを使用して、左回しに軽くショッ
クを与えて、スパークプラグを取外します。
⑤スパークプラグを点検
⑥状況に応じて、清掃又は交換して下さい。
⑦スパークプラグを手で軽くねじ込んでください。
⑧トルクレンチを使用し規定トルクで締付けてください。
締付けトルク 18N・m(1.8kgf-m)
■アノードの交換
アノードの交換
アノードは、船外機を電蝕作用 ( 微弱電気による金属腐食 ) から防止します。アノードはギヤケースに取付けてあります。アノードが新部品時の寸法に対して、2/3以下に消耗したら交換してください。
■耐水グリス給油箇所
下図の部分に耐水グリスを塗布又はグリスニップルより注入します。
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